テーマ別作品例(3)
紅葉と富士山
秋になり、最低気温が8度を下回ると紅葉が始まり、10度以下の日が続くようになると紅葉が進むといわれています。でも私たちが美しいと感じる紅葉の期間は落葉する前のほんのひとときで、その美しさは一週間は続かないと感じています。紅葉の時期である秋は、冬に向かって足早に通り過ぎていくのです。だからこそ私たちは紅葉の美しさが貴重に思えるのかもしれません。
「紅葉」は、「こうよう」とも「もみじ」とも読みます。このことから「モミジ」は紅葉(こうよう)を代表する木だといえます(写真上左)。
なお狭義では、モミジやナナカマドなど葉が赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、イチョウやダケカンバなど黄色に変わるのを「黄葉(こうよう、おうよう)(写真上中・イチョウ)」、ブナやミズナラ、ケヤキなど褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)(写真上右・コナラ)」と呼びますが、我々はこれらを厳密に区別するのが難しく、私たちは、いずれも「紅葉(こうよう)」と統一して使っています。
紅葉の便りで私たちがまず耳にするのは北海道の大雪山で9月中旬頃です。そして大雪山からスタートした紅葉前線は徐々に南下していきます。なお、紅葉が始まってから落葉するまでは約一ヶ月かかるそうで、見頃は紅葉が始まってからおよそ20〜25日の一週間程度といわれています。
富士山を望める紅葉の名所は数多くありますが、私が撮影した作品の中で最も早いのが標高2592mの国師ヶ岳山頂から眺める北奥千丈岳の紅葉で10月上旬に撮影した作品です。
次のページからは「紅葉と富士山」の写真を市町村別に紹介します。
紅葉と富士山(作品)
ここでは、作品の良さではなく市町村別に掲載いたしました。
私の勧める撮影法(紅葉と富士山)
花を紅葉と読み替えれば「私の勧める撮影法(桜以外の草花・樹木と富士山)」と同じです。
紅葉と富士山作品の撮影日・場所
★作品124 2009年12月6日(日) 8:44 静岡県静岡市清水区興津井上町 (MC) 800 545 000*22
★作品125 2007年11月25日(日) 6:44 静岡県静岡市清水区吉原 (MC) 25 895 576*87
★作品126 2007年11月25日(日) 12:46 静岡県富士宮市原 白糸の滝 (MC) 72 820 115*22
★作品127 2008年11月14日(金) 12:04 静岡県富士宮市上井出 富士桜自然墓地公園 (MC) 689 000 373*88
★作品128 2016年10月31日(月) 5:55 山梨県富士川町平林 池の茶屋 (MC) 893 568 709*80
★作品129 2007年11月4日(日) 12:13 山梨県富士川町平林 丸山林道 (MC) 893 538 579*38
★作品130 2019年11月8日(金) 7:04 山梨県北杜市高根町東井出 八ヶ岳高原大橋 (MC) 537 786 575*35
★作品131 2019年11月8日(金) 9:15 山梨県北杜市大泉町西井出 (MC) 359 035 169*16
★作品132 2008年11月2日(日) 6:05 山梨県身延町大城 安倍峠付近 (MC) 483 823 556*72
★作品133 2008年11月2日(日) 9:26 山梨県身延町大城 安倍峠付近 (MC) 483 823 672*20
★作品134 2015年10月13日(火) 14:50 山梨県鳴沢村 奥庭 (MC) 689 189 528*74
★作品135 2009年11月3日(火) 13:53 山梨県富士河口湖町精進 精進湖畔 (MC) 312 567 504*04
★作品136 2019年11月29日(金) 10:29 山梨県富士河口湖町河口 (MC) 161 453 435*65
★作品137 2018年10月21日(日) 7:55 山梨県富士河口湖町河口 三ツ峠山頂 (MC) 161 457 494*15
★作品138 2016年11月3日(木) 8:43 山梨県富士河口湖町河口 西川林道沿い (MC) 161 455 156*08
★作品139 2014年11月10日(月) 8:45 山梨県富士河口湖町大石 桑崎 (MC) 59 058 415*65
★作品140 2014年11月16日(日) 5:44 山梨県富士河口湖町大石 桑崎 (MC) 59 059 302*55
★作品141 2017年10月1日(日) 5:48 山梨県山梨市三富上釜口 国師ヶ岳山頂 (MC) 664 726 065*82
★作品142 2016年10月24日(月) 5:35 山梨県山梨市牧丘町北原 乙女高原 (MC) 664 452 270*62
★作品143 2013年10月27日(日) 12:48 山梨県甲州市塩山上萩原 大菩薩峠 (MC) 664 237 773*74
★作品144 2019年11月1日(金) 7:16 山梨県甲州市塩山上萩原 柳沢峠付近 (MC) 312 052 155*71
★作品145 2018年10月29日(月) 9:57 山梨県富士吉田市上吉田 富士散策公園西 (MC) 161 126 342*46
★作品146 2018年10月29日(月) 10:16 山梨県富士吉田市上吉田 富士散策公園西 (MC) 161 126 343*57
★作品147 2018年11月10日(土) 8:23 山梨県大月市七保町下和田 百蔵山 (MC) 161 777 647*16
★作品148 2007年11月4日(日) 6:45 山梨県大月市大月町真木 雁ヶ腹摺山 (MC) 348 331 794*41
★作品149 2012年11月10日(土) 9:58 山梨県忍野村内野 二十曲峠 (MC) 161 137 404*53
★作品150 2019年11月16日(土) 7:20 山梨県忍野村内野 (MC) 161 135 051*75
★作品151 2015年10月30日(金) 6:46 山梨県山中湖村平野 旭日丘 (MC) 434 255 595*78
★作品152 2018年11月2日(金) 6:32 山梨県山中湖村平野 石割山山頂 (MC) 161 108 616*57
★作品153 2021年10月9日(土) 6:17 山梨県山中湖村山中 ホテルマウント富士付近 (MC) 161 042 502*84
冬の富士山
冬の代表的風景というと私は「雪・氷・霧氷・雨氷」を思い浮かべます。これらがなければ、たとえ寒風吹きすさぶ寒い冬に撮影した作品でも一目見ただけでは寒い冬を感じさせることは難しいと感じています。
ここでは「雪・氷・霧氷」と富士山が写っている作品を紹介します(私は、まだ「雨氷と富士山」の写真はまだ撮影したことがありません)。
「霧氷)」や「雨氷」は過冷却状態にある霧や雨で発生します。水は一般に0℃になると氷になります。でも、0℃より水温が低くなっても氷(固体)にならず、水(液体)のままでいることがあります。この状態を「過冷却」といいます。水はゆっくり均一に冷やしていくと過冷却となります。水温が-5℃や-10℃でも凍らずに水のままでいることもあるのです。
過冷却状態にある水は、当然凍ってもよい水温ですから刺激を与えると一瞬に氷に変わります。霧氷は過冷却された霧が、木の枝や葉に衝突するとその刺激で枝や葉に付着し凍り付きます。左上の写真は枝に霧氷が付着しています。枝が白くなりとても美しく見えます。
「雨氷」は過冷却された雨が地上のものや木の枝葉に付き、透明の膜状に凍った状態です。右の写真は枝に雨氷が付き、そこにシジュウカラが滑らないようにと必死?でつかまっています。
上左の写真は11月中旬の早朝に山中湖畔で撮影しました。AとBの部分が白くなっていますが、これは「霜」です。霜は空気中の水蒸気が0℃以下に冷えた物体にくっつき氷になったものです。写真のBの部分は水蒸気が0℃以下に冷えた土にくっつき氷(霜)となりました。Aの部分は0℃以下に冷えた落葉に水蒸気がくっつき氷(霜)となりました。この写真のAの部分は落葉ですが、この部分が草や木々であるのが「樹霜(じゅそう)」です。上右は日本特産の常緑針葉樹であるウラジロモミに降りた樹霜です。
なお、霜は「霜が降る(ふる)」とはいいません。「霜が降りる(おりる)」といいます。なぜならば、霜は雪や雨とちがい空からは降ってきません。雪や雨は大気中の水蒸気が氷になり、その重さで降ります(ふります)。霜は水蒸気(気体)が0℃以下の地上のもの(土など)に接した瞬間に氷(固体)になります。だから「霜は降りる(おりる)」といいます。
物質は「気体」「液体」「固体」でできています。水の気体は「水蒸気」で、液体は「水」、固体は「氷」です。氷(固体)を暖めると水(液体)になり、さらに暖めると水蒸気(気体)になります。逆に水蒸気を冷やすと水になり、水を冷やすと氷になります。でも霜は水蒸気から直接氷になり水にはなりません。つまり、霜は気体から直接固体になるのです。物質が気体から液体の状態を経ることなく、いきなり固体になること、または固体からいきなり気体になることを「昇華(しょうか)」といいます。霜は水蒸気が昇華することにより発生します。ドライアイス(固体)は常温に置くといきなり気体(二酸化炭素)となりますが、これも昇華です。
左は蔵王で撮影ました。「樹氷(じゅひょう)」と呼ばれ、特に蔵王や八甲田は樹氷シーズンには全国から大勢の観光客が訪れます。樹氷は、霧氷の一種で過冷却な霧や雲粒が木々に付着して凍結した状態の総称です。左の写真は、木々が完全に白く覆われおり「スノーモンスター」「アイスモンスター」「雪の坊」などとも呼ばれています。
なお、霧氷の一種である樹氷は小さな粒状の氷が無数に集まってできているので触ったり揺らしたりすると簡単に崩れてしまいます。なお「霧氷」と「樹霜」は生じ方が異なりますが書籍によっては樹霜も樹氷と同じように霧氷の一種として分類されている場合があります。
私も、冷え込んだ朝は、なるべく撮影に行くようにしています。特に-5℃以下で霧が発生しているときは、ワクワクしながら撮影ポイントに向かいます。冷え込みが強く霧が出ているときは樹氷(霧氷)ができている可能性が高いからです。また霧のない朝でも風が弱く冷え込んだ朝には「樹霜ができているかも?」と思いながら撮影場所を探すことにしています。
冬の富士山(作品)
私の勧める撮影法(冬の富士山)
★日の出後は手持ち撮影で大丈夫です。日の出前や暗い場所での撮影は三脚、リモートスイッチ(レリーズ)が必要です。
★絞り優先モードに設定(F値:8~18)
※撮影したい霧氷などが近くにある場合は絞り値を大きくしましょう(F値:14~18)
★ISO:三脚を使う場合は100~200 手持ちは100~800
★フォーカス:ワンショット、1点AF
※撮影したい対象物が近くにある場合、富士山にフォーカスしないで20~50m先にフォーカスしましょう。
★ホワイトバランス:日の出後はオートまたは太陽光(昼光)(RAW撮影を勧めます)。
★露出:評価測光(マルチ測光)
※雪や霧氷を白く明るく撮影するため露出オーバーにならない範囲でプラス補正も有効です。
※富士山と対象物の露出差が大きいときはハーフNDの使用も有効です(RAW撮影を勧めます)。
冬の富士山作品の撮影日・場所
★作品154 2011年2月13日(日) 6:41 山梨県山中湖村平野 山中湖畔 (MC) 161 018 226*63
★作品155 2015年1月16日(金) 6:18 山梨県山中湖村平野 山中湖畔 (MC) 161 018 226*63
★作品156 2018年2月17日(土) 7:28 山梨県山中湖村平野 山中湖畔 (MC) 434 288 694*07
★作品157 2017年2月17日(金) 7:17 山梨県山中湖村平野 山中湖畔 (MC) 434 288 694*07
★作品158 2010年2月20日(土) 6:49 山梨県富士河口湖町河口 三ツ峠山頂付近 (マップコード) 161 457 550*37
★作品159 2013年12月28日(土) 6:59 山梨県忍野村忍草 (MC) 161 130 541*12
★作品160 2011年2月13日(日) 8:39 山梨県富士吉田市上吉田 北富士演習場内 (MC) 161 007 769*87
★作品161 2015年2月6日(金) 9:09 山梨県忍野村内野 (MC) 161 134 697*04
★作品162 2015年2月21日(土) 4:53 山梨県忍野村内野 (MC) 161 134 148*32
★作品163 2019年年2月1日(金) 8:41 山梨県忍野村忍草 (MC) 161 130 540*10
★作品164 2010年2月14日(日) 5:51 山梨県山中湖村山中 花の都公園 (MC) 161 072 560*72
★作品165 2010年2月14日(日) 5:51 山梨県富士河口湖町河口 三ツ峠 (MC) 161 457 394*40
★作品166 2013年12月29日(日) 7:49 山梨県山中湖村平野 (MC) 161 018 450*46
★作品167 2019年2月1日(金) 7:43 山梨県忍野村忍草 (MC) 161 130 783*22
★作品168 2019年2月1日(金) 9:01 山梨県忍野村忍草 お宮橋 (MC) 161 160 097*17
★作品169 2016年11月26日(土) 7:36 山梨県山中湖村山中 花の都公園 (MC) 161 072 446*62
★作品170 2011年11月26日(土) 6:29 長野県塩尻市旧塩尻 高ボッチ高原 (MC) 75 469 258*25
★作品171 2011年11月26日(土) 7:02 長野県塩尻市旧塩尻 高ボッチ高原 (MC) 75 469 288*68
★作品172 2011年11月26日(土) 7:07 長野県塩尻市旧塩尻 高ボッチ高原 (MC) 75 469 318*58
★作品173 2013年11月24日(日) 7:46 山梨県山中湖村山中 花の都公園 (MC) 161 072 737*80
★作品174 2013年12月30日(月) 9:17 山梨県山中湖村平野 ままの森付近 (MC) 161 016 136*27
★作品175 2019年11月29日(金) 7:39 山梨県甲州市塩山上萩原 柳沢第一トンネル付近 (MC) 664 381 178*11
★作品176 2019年11月29日(金) 9:48 山梨県富士河口湖町河口 天下茶屋付近 (MC) 161 484 342*07
★作品177 2016年11月26日(土) 7:17 山梨県山中湖村山中 花の都公園 (MC) 161 072 407*00
鉄道と富士山
私は、鉄道写真は好きですが、全国の鉄道を撮影しようと各地に赴いているわけではありません。私が鉄道写真に興味を持ち始めた動機は、やはり富士山撮影でした。静岡県静岡市清水区で富士山撮影をしていたとき、隣で三脚を立てていた方に「今日はドクターイエローが走るかもしれないからここでの撮影が終わったら行きませんか?」と誘われたのがきっかけでした。そのとき、私は、まだドクターイエローとは何なのかも知りませんでした。「ドクターイエローって何だろう?」と思いながら現地に到着。富士山は雲で見えなくなっていましたが、その時はじめて黄色い新幹線を目にしました。そして「今度この場所に来るときは富士山と一緒にドクターイエローを撮りたい」と思うようになりました。その後、富士山と列車を撮影したいと、いくつかの路線で撮影を試みるようになりました。
列車と富士山が共に撮影できる路線や撮影ポイントはどのくらいあるのでしょう?撮影ポイントは沢山あると思いますが私が撮影できたのは次の9路線です。
【撮影できた9路線】
★つくばエクスプレス(秋葉原駅⇔つくば駅) ★岳南線(岳南江尾駅⇔吉原駅)
★御殿場線(国府津駅⇔沼津駅) ★駿豆線(三島駅⇔修善寺駅)
★身延線(富士駅⇔甲府駅) ★中央本線(東京駅⇔塩尻駅)
★東海道本線(東京駅⇔神戸駅) ★富士急行線(大月駅⇔河口湖駅)
★東海道・山陽新幹線(東京駅⇔博多駅)
【富士山と列車が共に撮影できるといわれている路線】
私はまだ撮影していませんが次の路線では撮影できるといわれています。
☆江ノ島電鉄 ☆伊豆箱根鉄道 ☆小田急線 ☆内房線 ☆久留里線 ☆小湊鐵道
☆東京モノレール ☆東急世田谷線 ☆京王線 ☆五日市線 ☆南部線 ☆横浜線
☆東急東横線 ☆東北本線
在来線と富士山(作品)
作品は、比較的古い作品を選んで各路線1枚ずつ掲載しました(富士急行線は2枚掲載)。
在来線と富士山作品の撮影日・場所
★作品178 2018年1月13日(土) 6:55 埼玉県三郷市岩野木 江戸川堤防 (MC) 6 871 264*28
★作品179 2015年1月3日(土) 13:29 静岡県富士市田島新田 (MC) 72 233 671*32
★作品180 2019年5月12日(日) 8:03 静岡県御殿場市東田中 狩屋踏切付近 (MC) 50 804 516*21
★作品181 2014年12月27日(土) 9:00 静岡県三島市北沢 北沢踏切付近 (MC) 50 052 688*63
★作品182 2014年12月19日(金) 8:50 静岡県富士市平垣 (MC) 72 318 346*70
★作品183 2015年1月12日(月) 15:45 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾 三峰の丘 (MC) 218 055 431*31
★作品184 2015年1月3日(土) 11:39 静岡県富士市中里沼田新田 広沼橋 (MC) 72 208 029*00
★作品185 2016年4月9日(土) 8:39 山梨県富士吉田市富士見 (MC) 161 277 580*65
★作品186 2016年6月17日(金) 9:28 山梨県富士吉田市上暮地 がんじゃ踏切 (MC) 161 340 817*13
新幹線と富士山(作品)
私の勧める撮影法(鉄道と富士山)
★富士山を背景とした鉄道写真を撮影する場合、私はほとんど三脚とリモートスイッチ(レリーズ)を使います。それは、手持ちでは列車を追いかけてしまい構図が崩れてしまう私の悪い癖を防ぐためです。
★フォーカス:富士山を背景に入れるので私はほとんど追尾フォーカスは使わず、フォーカスを固定する「置きピン」と称する方法を使っています。置きピンは先頭車両が通過する場所にオートフォーカスし、その後マニュアルフォーカスにし置きピン完成です。
★絞り優先モードに設定(F値:8~18)
※富士山を背景に入れるので私の場合はシャッタースピード優先モードは使いません。
富士山を背景に入れるので列車までの距離が近い場合F値は14~18、比較的距離がある場合はF値8~14に設定。
★ISO:走行する列車を撮影するのでシャッタースピードは最低1/1000以上になるようISOを設定しましょう。特に新幹線の場合は200km/時(55.6m/秒)以上なのでできるだけシャッタースピードを上げるようISO調整しましょう(ISOを上げ過ぎるとノイズが目立つので注意しましょう)。
★新幹線の場合、私のカメラは5~6枚/秒なので私は連写モードは僅かでほとんどワンショット撮影です。「列車がここに来たときにシャッターを押すぞ」と決めて撮影しています。在来線の場合は連写モードも多用しています。
★ホワイトバランス:日の出後はオートまたは太陽光(昼光)(RAW撮影を勧めます)。
★露出:評価測光(マルチ測光)
新幹線と富士山作品の撮影日・場所
私が撮影した撮影場所は大きく2カ所です。
★富士市中里及び東海道新幹線富士川橋梁南側です。
★ドクターイエローについては走行日・時刻は公表されていません。したがって、この場での撮影情報も控えさせていただきます。
花火と富士山
富士山の撮影をしていると「花火と富士山」の作品を撮影したいと思うようになりました。
私にとって「花火と富士山」の写真は現在、山中湖村と富士河口湖町での作品しかありませんが、チャンスがあれば、さらに多く撮影したいと思っています。
そこで花火大会を開催している自治体を検索してみました。その結果は左の通りです【検索日は2021年(令和3年)1月23日】。※富士山が見えないと思われる花火大会は載せていません。また、実際に富士山が見えるかどうかは不明なのです。以上、検索してみましたが、この他にも花火で盛り上げたりするイベントがあるかもしれません。なお、紹介した花火大会に行けば必ず撮影できるわけではありません。観覧席によっても見えないこともあります。また会場に行かなくても富士山と花火を一枚の写真に収められる場所があるかもしれません。ぜひ興味のある方は出向いてみてください。
花火と富士山(作品)
私の勧める撮影法(花火と富士山)
★花火の打ち上げは日没後です。日が暮れ暗くなると富士山は見えなくなります。暗中の富士山と花火は露出に大きな違いが生じます。では、花火と富士山を共に撮影するのはどうしたらよいのでしょう?私は次のように撮影しています。
(その1)月明かりを利用する
富士山の周辺には街明かりがあり晴れた日には星々も輝いています。でもその程度の光では富士山撮影には暗く露出時間も長くなります。しかし露出時間を長くすると花火は露出オーバーになってしまうばかりか多くの花火が混在して撮影されてしまいます。それを少しでも解消するため、私は月明かりを利用しています。月齢15前後の日に花火イベントがあれば出かけています。
(その2)バルブモードで撮影する
私が花火を撮影するときはバルブモードでリモートスイッチを使っています。バルブモードでは露出時間は自身の指で決めることができるため、花火にはちょうどよい露出時間だと思っています。
※私のバルブモード設定は(ISO:100 絞りF8)です。
(その3)花火が打ち上がる前にバルブ撮影を始める。
最初の花火を打ち上げる時間はとても正確です。例えば花火開始時間が午後8時であれば、8時の時報と共に打ち上がる花火大会がほとんどです。私はバルブモードで花火が打ち上がる数分前からシャッターを開き、最初の花火が打ち上がり花を咲かせた瞬間にシャッターを閉じるようにしています。1ショットしか撮影できませんが、きれいな一枚となるのは間違いなしです。
花火と富士山作品の撮影日・場所
★作品199 2015年2月11日(水) 18:01 山梨県山中湖村平野 山中湖畔 (MC) 161 018 467*20
★作品200 2015年2月11日(水) 18:01 山梨県山中湖村平野 山中湖畔 (MC) 161 018 467*20
★作品201 2018年2月17日(土) 18:00 山梨県山中湖村平野 山中湖交流プラザきらら (MC) 161 018 017*83
★作品202 2009年2月8日(日) 20:06 山梨県富士河口湖町 (MC) 161 361 128*33
★作品203 2009年2月8日(日) 20:12 山梨県富士河口湖町 (MC) 161 361 128*33
★作品204 2019年12月14日(土) 20:00 山梨県山中湖村山中 花の都公園 (MC) 161 072 566*43